2017年2月26日(日)開催 『中国語/通訳者への道』アフターレポート

  • 2017.04.04 Tuesday
  • 17:18

サイマル・アカデミーでは、定期的にセミナー「通訳者への道」「翻訳者への道」を開催しています。今回は2017年2月26日(日)に開催された『中国語/通訳者への道』のレポートをご紹介します!講師はサイマル・アカデミー中国語通訳者養成コース主任講師の塚本慶一先生。『40年余の通訳現場・教場の体験から』というテーマでお話しいただきました。

 

 

1947年中国生まれ。高校まで上海で教育を受ける。帰国後、東京外国語大学中国語学科を卒業。中国語通訳者・翻訳者として活躍する一方、日本輸出入銀行(現・国際協力銀行)の参事役として日中ビジネス業務にかかわる。現在、北京大学大学院日中通訳翻訳研究センター名誉センター長をはじめ、日本並びに中国の大学・大学院にて後進の育成に当たっている。     塚本 慶一(中国語通訳者養成コース主任講師)

 

1947年中国生まれ。高校まで上海で教育を受ける。帰国後、東京外国語大学中国語学科を卒業。中国語通訳者・翻訳者として活躍する一方、日本輸出入銀行(現・国際協力銀行)の参事役として日中ビジネス業務にかかわる。現在、北京大学大学院日中通訳翻訳研究センター名誉センター長をはじめ、日本並びに中国の大学・大学院にて後進の育成に当たっている。     

 

 

1981年のコース設立当初からサイマル・アカデミーの中国語コースに携わってこられ、現在主任講師を務める塚本慶一先生。講師と通訳者両方の立場から、学習するにあたって重要な心構えや方法、また実践で大切にすべき要素について語っていただきました。

 

 

母語は「最大の武器」びっくり


「通訳者は言葉をただ訳せるだけでは不十分。通訳に必要な“背景知識”と相手に対しての“思いやり”を持って通訳することで初めて、真のコミュニケーターとしての役割を果たすことができる。」というお話から今回のセミナーは始まりました。中国語通訳者として活動するには、日本人なら中国語、中国人なら日本語のブラッシュアップは当たり前。通訳者は単に「中国語/日本語ができる」だけでは不十分で、まずは語学力の強化を図ることが大切です。

 

ですが今回、塚本先生のお話の中で、「母語は最大の武器」という印象的な言葉がありました。通訳というと外国語の語彙力や表現力の強化に重きを置くイメージですが、実は母語こそおろそかにしてはいけない。理由は、これが欠けてしまうと「微妙なニュアンスが訳せない」からだそうです。

 

母語だからといって、「ただ話せる、聞ける、書けるでは不十分」。通訳をする際外国語の方につられてしまい、ぎこちない訳になってしまわないよう、母語を「武器」とするべく日頃からブラッシュアップが必要であることを感じさせられました。

 

 

モチベーショングー


通訳者をめざして学習するにあたり、まず大切にすべきものはモチベーションだと語る塚本先生。「意欲と目的意識をしっかり持ち、やりがい、やる価値をしっかりと認識して取り組む」。通訳に限らず学びには挫折がつきものですが、何のために学習しているのかを常に頭に置くことで向上心を維持することが重要とのこと。通訳者はプロになってからも事前準備やスキル維持のために勉強し続ける仕事のため、学習者の方に限らずプロの方も、このお話はエールとなったのではないでしょうか。

 

さらに学習する環境にも触れ、その際「場」「友」「師」という3つの要素を挙げられました。まず「場」とは、一流の学習環境と実践的な授業を受ける場所。「友」とは、共に切磋琢磨しあう仲間。最後に「師」とは、追いつこう、最終的には追い越そうと努力する対象です。特に「師」について、追いつくだけでなく「追い越す」ために努力するという言葉は良い意味で緊張感があり、参加者の方々の学習意欲をかきたてたことと思います。

 

 

「中国語は短く、日本語は長い。」見る


言語の性質上、中国語を日本語に通訳する際、元の中国語の文章より日本語訳の方が言語の性質上長くなる。「会の最後の挨拶など、だらだら訳していたら訳し終える前に拍手が起こってしまう」と、実際の同時通訳の現場の様子を例に挙げられました。

 

しかし、通訳において「収まり」のみを気にするわけにはいきません。ではどうすればよいのかということで、「3サ」という言葉を用いて「正確」「分かりやす」「すばや」が通訳をする際心がけるべき3つの要素だと教えていただきました。

 

まず正確に訳すことは大前提として、相手に伝わるように訳す。さらにその場が自然でスムーズに進行するよう、的確な長さに収める。「3サ」を通して、通訳技術の本質が見えたお話でした。

 

 

 

 

セミナーは非常にアットホームな雰囲気で行われ、中には先生が執筆された本に直筆サイン鉛筆2をゲットしたラッキーな参加者の方もびっくりぴかぴか

セミナーの最後にご自身が40年間日中の懸け橋として誇りを持って通訳をしてきたことを振り返られましたが、長い間通訳者として、そして講師としてご活躍されてきた塚本先生だからからこそ、強い意志を持って学習を続けるという重みが伝わったことが印象的でした。

 

女参加者の声男

・前向きに勉強を続けようと思った。

・目標とそれへの学習行程が明確になった。

・中国語通訳の勉強の仕方、現状など聞けてとてもためになった。

 

2017年1月実施 翻訳キャリアアップ・セミナー アフターレポート

  • 2017.04.03 Monday
  • 11:51

翻訳者養成コースが主催する「かわいい卒業生セミナーかわいい」。今回ご登壇いただいたのは、サイマル・インターナショナルの登録翻訳者であり、フリーランス翻訳者として活躍する矢島麻里子さん。サイマル・アカデミー産業翻訳コース(英日/日英)を修了した卒業生です。セミナーの進行役は、産業翻訳コース講師の成瀬由紀雄先生が務めて下さいました。

 

会場に集まった20名近くの参加者からは次々と質問が寄せられ、熱気あふれるセミナーとなりました。当日のセミナーの一部をご紹介します。

 

矢島さんの転身Story  未経験から社内翻訳者へ


サイマル・インターナショナルの翻訳はクオリティの高さで知られます。その登録翻訳者とは一体どんな方なのか…? 驚いたのは、矢島さんが「地元の高校を出るまで英語のネイティブスピーカーと話したことはなかった」とお話されたことびっくり! 「でも、英語を何とかモノにしたいという気持ちはずっと持っていた」そうです。

 

大学卒業後、会社勤務を経てアメリカへと渡り、インターンシップをご経験。帰国後は通訳スクールに通学するも、ある程度時間をかけてじっくり取り組める翻訳のほうが自身に適性があると次第に感じるようになり、翻訳の道を志します。地元九州で、マニュアルの翻訳などのお仕事を経験し、更にチャンスを得るために東京へ。語学人材に特化したサイマル・ビジネス・コミュニケーションズ(SBC)に登録し、社内翻訳者としてのスタートを切ります。

 

お仕事と並行してサイマル・アカデミーの翻訳コースに通学。当時のクラスメイトの紹介で外資系生命保険会社の社内翻訳のお仕事に就きます。「自信はなかったけれど、金融の知識を身につけるために飛び込んだ」と話す矢島さん。経営に近く、ダイナミズムが感じられる環境で翻訳のご経験を積んだそうです。お話からは、要所要所で決断を下し、具体的な行動に移されてきた矢島さんの姿が垣間見えました。

 

 

 

社内翻訳者とフリーランスはどう違う?


社内翻訳者を経てフリーランスに転身した矢島さんが、それぞれの働き方の違い、そしてメリット・デメリットを紹介してくださいました。

 

一つ目は翻訳対応分野と対象読者の違い。社内翻訳では、依頼される文書の内容はさまざまでも、対応分野や対象読者にある程度限りがありますが、フリーランスになると、対応する案件の分野や対象読者の幅が大きく広がります。一方、翻訳する過程で直接質問をすることができ、訳したものに対するフィードバッグをダイレクトに得られるのは社内翻訳者ならではのメリットだったとのこと。フリーランスでは、ソースクライアントからの依頼を除けば、クライアントの反応やフィードバックを直接得られないのが普通だそうです。

 

二つ目は時間の使い方、そして待遇面の違いです。フリーランスは、自由に伴い自己管理能力が求められます。ワークライフバランスがとりにくく、昼夜関係なく仕事に追われることも。システム環境など、自力で問題を解決しなければならない場面にも多々遭遇するそうです。対して、社内翻訳はタイムプレッシャーが激しく、正社員であれば翻訳以外の業務や業績評価にも対応しなければいけませんが、仕事とプライベートのメリハリがつけやすく、各種社会保険などの福利厚生も整っています。

 

「翻訳をする」という部分は同じでも、それぞれのライフスタイルは大きく異なり、自分のキャリアプランニングに応じて、働き方を選ぶ必要があるようです。

 

 

質問の一部をピックアップしてご紹介します聞き耳を立てる

Q.)金融業界に勤務しておらず、そうしたバックグラウンドがない中、金融・経済の知識を身につける良い方法はありますか?

A.)日経新聞を読むこと。本、特に専門書を読むこと。また、企業の年次報告書を日英対訳で読み、日本語・英語を問わず経済ニュースに積極的に触れることもおすすめ。

 

Q.)全くの未経験から翻訳の仕事に就くには?

A.)仕事を得るには、まずはトライアルをクリアするための実力をつけることが第一。また、積極的なアプライもカギになる。自分の経験を多少膨らませて「できますパー!」と手を挙げることも大切。

 

 

矢島さんからのメッセージ


自身が大切にしていることとして、「目の前の仕事に全力で取り組むこと」を挙げて下さいました。いい仕事も悪い仕事も、一つ一つが人の記憶に刻まれる。リサーチを怠らず、細部まで表現にこだわりながら一つ一つの案件を丁寧にこなす。そうすることで、次の仕事に繋がっていく実感があったそうです。

 

また、印象的だったのは「翻訳した文章には人格が表れる。そのため、常に自分自身を磨いていきたい」という言葉。文章には書いた人の人格が表れると言いますが、翻訳も文章である以上例外ではないのでしょう。経験、知識、原文に対する理解など、翻訳者の力量はもちろんですが、翻訳者の姿勢や人格も訳文に滲み出て読者に伝わる…という今まで意識していなかった翻訳の奥深さに気づかされました。

 

今後も翻訳を続け、10年後・20年後のキャリア・ハイを目指したいという矢島さん。翻訳業は絶えず自己研鑽し、知識をアップデートすることが求められる厳しさがありますが、その分いままでの努力や培った経験を余すことなく活かすことのできるお仕事でもあると感じました。

 

 

矢島さんの訳書紹介


昨年11月に矢島さんの初の訳書が刊行されました。キャリアがテーマの本で、読後はすっきりと前向きな気持ちになれます。おすすめです!

 

『10年後、後悔しないための自分の道の選び方』

 ボブ・トビン著、ディスカヴァー・トゥエンティワン

 

 

翻訳者養成コースでは、今後も受講生の皆様に役立つ情報提供を行ってまいります。次回のセミナーもお楽しみに嬉しい。(翻訳者養成コース担当者)

 

 

2017年2月26日(日)開催 『英語/通訳者への道』アフターレポート

  • 2017.03.30 Thursday
  • 17:56

サイマル・アカデミーでは、定期的にセミナー「通訳者への道」「翻訳者への道」を開催しています。今回は2017年2月26日(日)に開催された『英語/通訳者への道』のレポートをご紹介します!講師はサイマル・インターナショナル専属通訳者の勝木一郎さん。

『通訳者をめざすことを決めてから今日まで』というテーマでお話しいただきました。

 

 

 勝木 一郎(サイマル・インターナショナル 専属通訳者)

 

国際基督教大学卒。慶應義塾大学大学院、米国ミネソタ大学大学院を修了後、ワシントンDCで自然保護団体のインターン、国会議員秘書を経てサイマル・アカデミー入学。在学中からサイマル・ビジネスコミュニケーションズを 通して社内通訳として勤務し、現在はサイマル・インターナショナル専属通訳者として活躍中。

 

 

 議員秘書から40代で通訳者に転身された勝木一郎さん。派遣を経てフリーランスとしての最初の仕事は、アメリカから来日した企業家のスピーチの通訳だったそうです。今回のセミナーでは、現役通訳者という立場から、実際の通訳の現場や事前準備のことについて語っていただきました。

 

多種多様な仕事と現場のニーズ読書


勝木さんがこれまで担当した通訳業務は、外国人が出席する披露宴のスピーチ、他国の人々に向けて日本の制度や政策について説明する研修インターナショナルスクールに通う子供の3者面談など、現場によって扱う内容はさまざま。

 

また、現場での訳出のニーズはクライアントの英語レベルの差にもよるそうです。たとえば、英語を聞くほうは問題ないが話す時にサポートが欲しい

またその逆。あるいは、始めから全て訳して欲しい、必要な時だけ訳してほしい、など、通訳を必要とするお客様によってニーズは全く異なります。

 

特にこの「必要な時だけ」という要望は、

「必要な時」がどの部分を指すのか第三者には分からない。

という理由から一番難しいとおっしゃり、このリアルな現場の声に会場では頷いている方もいらっしゃいました。

 

「とにかくやるしかない」メンタルびっくり


終盤に行われたQ&Aの際にも上がった「メンタルの保ち方」

勝木さんは、「通訳をしてうまくいかなった時は全部自分のせいにしていた」と、通訳者になりたての頃のご自身を振り返られましたが、

今では「悩むときはあとで悩む。あまり余計なことは考えず、

とにかくやるしかない」という気持ちで毎回臨まれているそうです。

 

そのきっかけとなったのが、ある会議でのこと。会議中、終始怒っている方がいて、勝木さんはそれをずっと自分の訳のせいだと思い込んでいました。

 

ところが実のところ、その方は通訳を聞いて理解した「会議の内容そのもの」に対して怒っていたことが後になってわかり、訳のせいどころか、むしろ内容がよく分かったからこそ、内容に集中していただいた姿をはじめて目の当たりにした経験があるそうです。

 

訳している最中は周りの反応は気になるものの、気にしていたら集中できない。いかなる状況においても仕事としてやりきらなければならないという、通訳者のリアルな心情が垣間見られたお話でした。

 

PPAPは知っておきたかったあせあせ


「通訳の仕事は扱う内容の幅が広いからこそ、事前に準備してから臨むことが重要だが、それだけではなく自分から収集する情報以外のことも吸収する必要がある」。その理由の一つとして、能と狂言に関するセミナーの通訳をした際のエピソードを明かしていただきました。

 

世間はPPAPが話題になっていた頃。勝木さんは、動画は目にしてはいたものの、あまり関心が持てず流してしまっていました。ところが、狂言師の方がセミナーの中で、PPAPのパフォーマンスを例に狂言の説明をしはじめ、リンゴとペンを

両手でくっつける仕草を、勝木さんが知らずに“Combine楽しい!”と訳すと、

狂言師の方に「そこCombineじゃないよびっくり!」とその場で笑って

突っ込まれる、ということがあったそうです。

 

会場はそのやりとりも含めて和気あいあいとした雰囲気でしたが、勝木さんは目の前の通訳案件の事前準備ばかりに集中して他のことは後回しにするのではなく、「自然と目・耳に入ってくるものはやはり確認しておかなければならない」と思われたそうです。

 

現場では何が役立つか分からない。そのために、どのようなジャンルの情報もないがしろにせず、知識として蓄えておくことが重要というお話でした。

 

 

 

最後は、40代で通訳者となった経歴を踏まえられてか、「自分の役割だと思っている」としながら、「通訳者になるのに年齢は関係ない」と締めくくられました。現役通訳者としてやりがいと苦悩を感じながらも、常に良い通訳を目指したいという思いが真摯に伝わってきたことが印象的でした。また勝木さんの人柄が影響し、会場は笑いが起こる堅苦しさゼロのアットホームな雰囲気でした。

 

 

聞き耳を立てる参加者の声見る

・通訳の仕事の大変さと面白さがよく理解できた。

・身近な経験をもとに話をされていて、とても良かった。勇気づけられた。

・具体的でリアルな通訳者の仕事の様子や本音を知ることができたため、通訳という仕事が身近に思えた。

・自分の方法論や体験を人間味あふれる語り口で話され、聞きやすかった。 

 

2017年4月コース受講生募集中!

  • 2017.02.01 Wednesday
  • 13:38

サイマル・アカデミーでは、本日より2017年4月コースの受講生の募集を開始しました!

プロの通訳者・翻訳者をめざしている方、語学力を上げたい方など様々な方へおすすめのコースをご用意しています嬉しい

半年間かけてじっくり学びたい方におすすめです四葉のクローバー

 

旗 東京校

英語コース・・・通訳/翻訳/準備(通訳・翻訳)/語学力強化

中国語コース・・・通訳/翻訳/総合中国語

フランス語コース・・・通訳/翻訳/上級フランス語

 

旗 大阪校

英語コース・・・通訳/翻訳/語学力強化

中国語コース・・・通訳

えんぴつ どんな授業か知りたい方は・・・体験レッスンへ!!

期間限定で無料体験レッスンを開催しています!普段の授業を体験できる参加型のレッスンです。

スタッフや講師へ直接質問できる機会でもありますので、お気軽にご参加ください☆

早送りスケジュールなどはこちら!!

 

ハート 自分のレベルが知りたい、スタッフに相談したい方は・・・レベルチェックへ!!

英語コースでは、受講レベルが決まっているので、事前にレベルチェックを受けていただきます。

ディクテーションとネイティブ講師とのインタビューで、英語レベルを判定します。

チェック後は、スタッフからコースの説明などを個別に受けられます。

早送り日程、予約はこちらから!!

※中国語コース、フランス語コースは入学試験があります。

 

にじ 通訳者・翻訳者ってどんな仕事をしているの?

 ・・・無料セミナー「通訳者・翻訳者への道」へ!!

現役の通訳者・翻訳者から、ご自身のお仕事の話やプロになるまでの経緯・勉強法をお話いただきます。

生の声を聞くこのチャンスをお見逃しなく!

★東京開催★ 2/26(日)「中国語:通訳者・翻訳者への道」「英語:通訳者への道」

★大阪開催★3/12(日)「英語:通訳者への道」

早送り詳細、参加申込方法はこちらから!!

 

また期間限定で英語コースは入学金無料のキャンペーンを行なっています!

ご入学を検討されている方は、ぜひこの機会にお申し込みください楽しい

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ご不明点などございましたら、ぜひサイマル・アカデミー各校にお問い合わせください。

みなさまのお申し込みお待ちしております。

アフタヌーン・セミナー第29回 New Zealand from A-Z

  • 2016.12.22 Thursday
  • 13:08

アフタヌーン・セミナーとは、サイマル・アカデミー受講生特典として実施している無料セミナーで、 “学んだ語学を活かす”ためのセミナーです。
趣味や芸術、旅行などをテーマにしたネイティブ講師によるスピーチや、通訳者・翻訳者によるスピーチが行われます。
スケジュールのご都合でアフタヌーン・セミナー当日参加できなかった受講生の皆様に、また、サイマル・アカデミーでのご受講をご検討いただいている皆様にも、担当講師より当日スピーチした内容やお伝えしきれなかった事などをご紹介します。

 

今回の記事は・・・
2016年12月1日に実施したAdam Scottによるアフタヌーン・セミナーです。
今年いっぱいで日本を去ってしまうAdamが、最後に自身の故郷New Zealandについて教えてくれました嬉しい

 

New Zealand from A-Z

By Adam Scott


As an island nation located on the Pacific Ring of Fire, New Zealand shares much in common geologically with Japan, but historically and culturally we are very different. Nevertheless, there are some interesting links between the two countries – some obvious, others less so. The following is an alphabetical list of some important or interesting pieces of information about my home country, Aotearoa / New Zealand. 

 

Aotearoa is the Maori name for New Zealand. The original derivation of Aotearoa is not known and there are various traditional stories explaining its origin and meaning. The most common translation is "the land of the long white cloud" and refers to the first indication of land seen by Kupe, the Polynesian explorer who legend says discovered the country. On arrival, the sign of land to Kupe’s crew was the long cloud hanging over it. The cloud caught Kupe’s attention and he said “Surely it is a point of land”. Because of the cloud which greeted them, Kupe named the land Aotearoa.

 

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Beehive This is the nickname of one of the parliamentary buildings in New Zealand’s capital, Wellington. The nickname is due to the shape of the building, a circular, stepped pyramid, which is one of the most recognizable in New Zealand. It houses the offices of the prime minister and other cabinet ministers as well as meeting and function rooms. 

 

Cuisine from New Zealand can be hard to define. There are not so many truly original New Zealand dishes and these days it really is a fusion of things from all over the world. Some iconic New Zealand foods are: kiwifruit (originally called Chinese gooseberries), feijoas (a small green fruit, commonly grown in home gardens), hokey-pokey ice cream, lamb (roast lamb would be the closest thing to a national dish), manuka honey, and Marmite. A hangi is a traditional Maori style of cooking where food is wrapped and buried underground among very hot rocks to cook slowly.

 

DIY (or do-it-yourself) mentality is a stereotypical trait of New Zealanders (especially men). The basic idea is that early New Zealanders often lacked sophisticated equipment or tools due to the distance and cost involved in importing such things and lack of domestic manufacturing industries, and therefore became very good at fixing or building things out of the resources at hand. The term ‘number 8 wire’, which refers to a particular type of wire commonly used to create farm fences, is New Zealand slang for this concept. 

 

Adam2.pngEdmund Hillary was the first person, along with Sherpa Tenzing Norgay, to reach the summit of Mt Everest (on 29 May, 1953). He would probably win a vote for ‘Greatest New Zealander of All Time’, not only for his mountaineering and exploration but also for his philanthropy. Following his ascent of Everest, Hillary devoted most of his life to helping the Sherpa people of Nepal through the Himalayan Trust, which he founded. Through his efforts, many schools and hospitals were built in Nepal. His image appears on the New Zealand five-dollar note.

 

Adam3.pngFlag There was a controversial referendum earlier this year on changing our flag from what some view as an old-fashioned relic of our colonial past and too similar to Australia’s flag to something which better symbolizes modern New Zealand. In the end, after spending millions of dollars on the process, the New Zealand public voted to keep the original. The reason it was controversial was that many felt the flag debate was a deliberate ploy by the government to draw people’s attention away from deeper problems that exist in the country, such as rising levels of poverty and an out of control housing market.

 

G’Day is the ubiquitous New Zealand / Australian greeting, often followed by the word ‘mate’, especially when used between men. Other examples of common New Zealand slang are: ‘sweet as’ = great; ‘cheers’ = thanks; ‘a handle’ = a pint of beer; ‘no worries’ = no problem / it’s fine. 

 

Adam4.pngHaka is a performance which internationally is most closely associated with the New Zealand rugby team, the All Blacks. A haka typically involves chanting / singing, body movement and facial expressions. It is often described as a war dance, performed in order to intimidate the opposition, however, haka can also be performed to welcome visitors or at a funeral. Kapa haka is a nationwide school haka competition. 

 

 

Islands New Zealand is South Pacific archipelago. It is made up of two major islands, simply called the North and South Islands, Stewart Island (the third largest with a population of only 381) and many others ranging from sub-tropical to sub-Antarctic). Many of the islands are completely uninhabited and highly-protected nature reserves for endangered native birds.

 

Jandals are the New Zealand word for what in Japan are called ‘beach sandals’. After a Japanese swimming team came to NZ many decades ago, one local entrepreneur was so impressed with their style of footwear that he began making them himself and came up with the name "Jandal" as an abbreviation of the term "Japanese Sandal".


Adam5.pngKiwi is the name of the iconic, flightless bird native to New Zealand. It is a nocturnal animal and relatively rare so most New Zealanders have never actually seen one in the wild. There are five species, listed from ‘vulnerable’ to critically ‘endangered’; they are threatened mostly by introduced predators. Kiwi also refers to 'a New Zealander' or something from New Zealand, e.g. ‘kiwi culture’. However, kiwis never ever refer to kiwifruit as kiwis.

 

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Lake Tekapo is one of the most picturesque of New Zealand’s lakes. Located near Mt Cook / Aoraki (New Zealand’s highest mountain at 3,724m) it features a panoramic backdrop of the Southern Alps and the Church of the Good Shephard on its shores is arguably the most photographed church in New Zealand. The lake is in an area designated a world ‘gold-standard’ starlight reserve for the clarity of its night skies. Nearby lies Mt John Observatory which is run jointly by the University of Canterbury and University of Nagoya.

 

Maori are the indigenous people of New Zealand. The Māori originated with settlers from eastern Polynesia, who arrived in New Zealand in several waves of canoe voyages at some time between 1250 and 1300 CE. In the 2013 census, there were approximately 600,000 people in New Zealand identifying as Māori, making up roughly 15% of the national population. They are the second-largest ethnic group in New Zealand, after European New Zealanders. The Māori language is still spoken to some extent by about a fifth of all Māori. New Zealand English also includes a large number of Maori words such as: ‘kia ora’ = hello; ‘whanau’ = family; ‘mana’ = respect; ‘pounamu’ = greenstone / jade.

 

Adam7.pngNuclear Free In 1984, Prime Minister David Lange barred nuclear-powered or nuclear-armed ships from using New Zealand ports or entering New Zealand waters. After the Disarmament and Arms Control Act was passed, the United States government suspended its ANZUS obligations to New Zealand. The legislation was a milestone in New Zealand's development as a nation and seen as an important act of sovereignty, self-determination and cultural identity. 

 

OE stands for Overseas Experience and refers to an extended period of travel and work abroad that is typical for many Kiwis following graduation from university. The traditional base for an OE is London, partly because of the ease with which New Zealanders can obtain working visas but also as a base for exploring Europe. These days New Zealand has many reciprocal working holiday schemes with countries across the globe, including Canada, Brazil, Turkey and of course Japan. The term ‘OE’ is part of the New Zealand vernacular, as in “He’s getting ready for his OE.”

 

Adam8.pngPohutakawa is a very large, native tree which is also known as New Zealand’s Christmas tree for the fact that it typically flowers in early summer. It is an iconic symbol of the northern half of the North Island. New Zealand has a rich variety of native trees; another especially majestic one is the kauri. The largest known kauri in the country is called Tane Mahuta (Lord of the Forest) which stands some 52 metres tall and is estimated to be over 2,000 years old. A recent environmental protection project aimed at drawing awareness to and protecting ancient trees partnered Tane Mahuta with Jomon Sugi in Yakushima as ‘sister trees’.

 

Adam9.pngQueenstown is a major tourist destination located on Lake Wakatipu and surrounded by mountains in the South Island. It bills itself as ‘The Adventure Capital of the World’ for the wide range of outdoor activities and sports that can be done there. It is a popular destination for skiing, tramping, river rafting and is the home of bungy-jumping.

 


Adam10.pngRainbow Warrior was a ship owned by the environmental organization Greenpeace. In early 1985, Rainbow Warrior was in the Pacific Ocean campaigning against French nuclear testing. She was sunk whilst in Auckland harbour in New Zealand by operatives of the French intelligence service on 10 July 1985, killing one crew member. In 1987 the ship was moved north of Auckland and scuttled to become a dive site and artificial reef.

 

 

Sheep It’s a well-known fact that New Zealand’s sheep population far outnumbers its human one. The current human population of New Zealand is 4.7 million (69% identify as New Zealand European, Maori 15%, Asians 9% and Pacific Islanders 7% percent), while the sheep population sits at roughly 40 million, down from 70 million in the early eighties. The main reason for the decline in numbers is the chance for greater profits in dairy farming.

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Adam12.pngTreaty of Waitangi was signed on 6 February 1840 by representatives of the British Crown and various Māori chiefs from the North Island of New Zealand. It resulted in the declaration of British sovereignty over New Zealand but guaranteed Māori ownership of their lands, forests and other properties, and gave the Māori the rights of British subjects. Today the Treaty is generally considered the founding document of New Zealand as a nation. Despite this, it is often the subject of heated debate, and much disagreement by both Māori and non-Māori New Zealanders. The date of the signing has been a national holiday, now called Waitangi Day, since 1974.

 

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Universal suffrage In 1893, New Zealand became the first country to grant women the right to vote. The leader of the women’s suffrage movement, Kate Shephard, appears on New Zealand’s ten-dollar note. New Zealand has had two female prime ministers and currently 38 of the 121 members of New Zealand’s parliament are women.  

 

Volcanoes are a prominent feature of the North Island of New Zealand. New Zealand’s largest lake, Lake Taupo in the central North Island, is actually the caldera of a supervolcanic eruption which occurred approximately 26,000 years ago and was Earth’s most violent eruption the last 70,000 years. Nearby, Tongariro National Park has three active volcanoes, Mt Tongariro, Mt Ngaruahoe and Mt Ruapehu which rises to 2,797m. Further west is Mt Taranaki which is almost identical to Mt Fuji (though 1,000m shorter) and was used as a backdrop for the movie The Last Samurai. The city of Auckland is built on a volcanic field of some 50 volcanoes.

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Wine One of New Zealand’s newest major industries is wine production. New Zealand wine is now exported all over the world and can be easily found in Japan too (check out the Kapuka Sauvignon Blanc at 7Eleven!) New Zealand used to be very much a beer drinking nation but these days the availability and affordability of a huge variety of wines has changed people’s drinking habits. Beer is still popular of course; like in many other countries, craft beers have boomed recently and no longer is it just a lager market. Lion Breweries, one of New Zealand’s largest breweries is now 100% owned by Kirin Breweries.

 

Xena Warrior Princess is an American fantasy television series filmed on location in New Zealand in the early 1990s. It was an early part of a boom which saw American studios coming to New Zealand to shoot TV series and movies. This culminated in the hugely successful Lord of the Rings trilogy (directed by a kiwi, Peter Jackson) which helped create an enormous skill base for the film industry which continues to this day.

Yellow-eyed penguin This penguin (also called hoiho in Maori) is one of three native New Zealand species. It is endangered and one of the world’s rarest penguins with a population of only 4,000. It can be seen in the south of the South Island; there are several locations with purpose-built hides for viewing the penguins. The hoiho appears on the back side of the five-dollar note.

 

Zealand The islands of New Zealand were discovered for the western world by Dutch navigator Abel Tasman in 1642 (though he never landed there). The two major seafaring provinces of the Netherlands in its Golden Age were Holland and Zeeland, and originally the Dutch explorers named the largest landmass of Oceania and the two islands to the southeast respectively New Holland and New Zeeland. The former was eventually replaced by the name Australia, but the name New Zealand remained in place for the latter. 

 

Adam Scott

About 15 years in Japan.
Majored in Italian and Spanish.
Hobbies are Yoga and outdoor activities.

 

四葉のクローバー これまでのアフタヌーン・セミナーはこちらから!

2017年春期プログラム募集開始しました!

  • 2016.12.14 Wednesday
  • 11:51

サイマル・アカデミーでは、現在2017年春期プログラムの受講生を募集中です楽しい

 

サイマルの通訳・翻訳の授業を受けてみたい方、英語・中国語のスキルアップを図りたい方、など様々な方に向けたクラスをご用意しました。4月から本格的に受講を検討している方や、普段忙しくて時間が取れない方は、ぜひこの機会にご検討ください四葉のクローバー

 

【開講期間】2017年2月12日(日)〜4月8日(土)

【開講校・コース】

旗 東京校:英語コース(通訳・翻訳・語学力強化)、中国語コース(通訳・翻訳・総合中国語)、フランス語コース(通訳)

旗 大阪校:英語コース(通訳・翻訳・語学力強化・受験対策)、中国語コース(通訳)

 

申込締切やクラスの詳細につきましては、サイマル・アカデミーのウェブサイトにてご確認ください!みなさまのお申し込みお待ちしておりますにじ

 

2016年10月1日実施 通訳キャリアアップ・セミナー アフターレポート

  • 2016.11.21 Monday
  • 10:11

サイマル・ビジネスコミュニケーションズ(SBC)との共催で、「通訳キャリアアップ・セミナー」を実施しました。受講生に今後のキャリアのヒントにしていただくことを目的に、これから社内通訳者をめざす方を対象として、SBC担当者、現役通訳者の双方から実例や体験談を紹介しました。

 

第1部 SBCコーディネーターから
「通訳という仕事/企業が求める通訳人材とは?」「職務経歴書を魅力的にするポイント」というテーマで、社内通訳者の役割と、求められる通訳者像について、さらに社内通訳者として応募する際にどのような点をアピールすべきか、という内容をお話ししました。

 

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社内通訳者は、たとえばプール制の場合、社内のあらゆる部署のニーズに対してスピード感をもって対応できることが求められます。ひとつの企業の中で経営トップの会議から現場に近いミーティングまで、様々な通訳を担当することが多いため、社内で段階を踏める点や社内フィードバックがもらえる点、ほかの社内通訳者と切磋琢磨できることが、一つのメリットになります。

急な通訳案件も多いため、「柔軟性」「コミュニケーション力」、また今後の成長を期待して「学ぶ姿勢があること」は社内通訳者として重要です。その他にも、フリーランスとは違う社内通訳者のメリットや、企業から求められる社内通訳者はどういう人なのか、通訳以外に翻訳業務がある場合など、たくさんの社内通訳者の方を見てきたからこそのコーディネーターの話に、みなさんメモをとりながら真剣に聞いていました。

また、職務経歴書は「採用担当者がどこを見ているのか」を踏まえて、記載したほうが良い内容はどのようなものか、通訳・翻訳・秘書をめざす場合でケースごとに説明。通訳・翻訳への応募ならではの記入内容の説明もあり、かなり興味深い話でした。


第2部 現役通訳者から
サイマル・アカデミーを卒業し、現在社内通訳者として活躍している湯口直子さんを講師に、通訳未経験からどのように社内通訳者になったのか、そのステップアップについてのお話など、多岐にわたりお話しいただきました。

現在は、外資系損害保険会社で社内通訳者として活躍されている湯口さん。社内のあらゆる会議のウィスパリング業務をはじめ、役員のアテンドやレセプションでの通訳など、様々な通訳業務をこなしています。ご自身がどのように業界を選んで現在に至ったのかについては、「最初は社内通訳者として様々な経験を積むことを重視し、身につけたい知識などで業界を選ぶようになったのは後になってから」とおっしゃっています。

 

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印象的だったのは、アカデミー在籍中のエピソード。SBCを通じて社内通訳者の仕事をしていた頃、在籍クラスではまだウィスパリングの訓練が始まる前で、業務上の必要性から先に実地(仕事)でウィスパリング業務をすでにしていたそうです。「いま言うと怒られちゃうかもしれませんが、会社でウィスパリングの実践を積んでアカデミーでのテストに備えている感じも実はありました」という、今だからこその笑い話も。

第2部は座談会形式で、参加された受講生の方もざっくばらんに質問をして、とても活気のあるセミナーになりました。

 

嬉しいセミナー参加者の声

・社内通訳者として大切なことや、心掛けることを確認できた。
・現役通訳者の方にいろいろと直接質問させていただくことができ、とても参考になった。
・社内通訳の経験が長い方のお話を伺うのは初めてで、具体的でとても勉強になった。
・レジュメの書き方について、具体的なポイントを示したお話は大変参考になりました。

 レジュメを書きなおします。

 

えんぴつ サイマル・アカデミー通訳者養成コースについて

サイマル講師の翻訳本が出版されました!

  • 2016.11.14 Monday
  • 10:35

今月出版されました、サイマル・アカデミー翻訳者養成コース講師の翻訳本のご紹介です。

読書の秋にぜひ読んでみてはいかがでしょうか落ち葉

 

本 【東京校】翻訳者養成コース講師 三木俊哉先生

 

起業への挑戦.jpg『起業への挑戦』

ガイ・カワサキ著 海と月社


人生は短い。夢をあたためているひまはない!資金調達、採用、組織運営、製品づくり、売り込み、宣伝…。起業の現実を知り尽くした「アップル伝説のエバンジェリスト」にして「全米屈指のベンチャーキャピタリスト」だけが知っている、“本当の”成功者のやり方。

 

 

GRIT(グリット) 平凡でも一流になれる「やり抜く力」.jpg『GRIT 平凡でも一流になれる「やり抜く力」』
リンダ・キャプラン・セイラー、ロビン・コヴァル著 日経BP社

 

GRITは、いま米国で最も注目されている「成功のためのキーワード」です。最新科学で明らかになったのは、「真の成功」のための最重要要因は、生まれながらの才能やIQではなく、GRITだということです。GRITは、Guts(度胸)、Resilience(復元力)、Initiative(自発性)、Tenacity(執念)の頭文字をとった造語で、「やり抜く力」を意味します。

 

本書は、豊富な実例をもとに、GRITの身に付け方を手ほどきします。著者は、米国広告業界に旋風を起こしたリンダ・キャプラン・セイラーとロビン・コヴァル。彼女たちは、アフラックのアヒルCMの発案者として米国で広く知られています。さまざまなビジネスシーンにおいて、また子育てや日常生活の場面において、GRITをどのように育成していけばいいか、具体的かつ実践的に解説します。

 

 

本 【大阪校】翻訳者養成コース講師 北野寿美枝先生

 

虎狼.jpg『虎狼』
モー・ヘイダー著 早川書房

 

村から離れた邸宅に住む一家に、とつぜんの恐怖が襲いかかった。2人の男が侵入し、両親とその娘を邸内に拘禁したのだ。自由を奪った家族を、男たちはじわじわといたぶる。その真の目的とは?救いの手は来ないのか? だが、とっさの機転で邸宅から放たれた一家の飼い犬は、偶然にもキャフェリー警部のもとへ行き着いていた。ウォーキングマンの示唆を受けたキャフェリーは、犬の飼い主を探しはじめる。雲をつかむような捜索は、はたして一家を救えるか?「サスペンスの新女王」が放つ、緊迫感にあふれる最新作。

 

 

書店等で見かけましたら、ぜひお手に取ってみてください嬉しい

これまでの先生方、修了生の翻訳本の紹介はこちらから!

2016年3月6日開催 『通訳者・翻訳者への道in大阪』 アフターレポート

  • 2016.11.04 Friday
  • 18:19

大阪校のコースリニューアルを記念した特別企画として、大阪で初めて「通訳者への道・翻訳者への道」を開催しました。第2部は、長年、サイマル・アカデミー大阪校で日英翻訳コースを教えていただいている野口ジュディー先生の「翻訳者への道」です。

 

野口先生(サイズ調整済).png講師:野口ジュディー
サイマル・アカデミー大阪校で日英翻訳コース講師。ハワイ出身。
化学で学士を取得し、来日後、専門英語教育に興味を持つ。教育学修士課程、応用言語学博士課程修了。フリーで翻訳業をスタート後、理系論文の添削もしながら、現在は神戸学院大学グローバルコミュニケーション学部長を務める。

 

野口先生はハワイご出身の英語ネイティブ。セミナーは英語で行なわれ、第1部同様、サイマル・アカデミー修了生による同時通訳(英→日)付きでした。
今回は、先生の研究テーマであるESP(English for Specific Purposes)について、また、サイマルの授業でも教えているESPアプローチや、Corpusを駆使した翻訳についてお話ししていただきました。


ESP(English for Specific Purposes)とは
初めて耳にする方がほとんどかと思いますが、ESPとは「特定の目的のための英語」のことを指し、機械翻訳の指針にもなっているものです。例えば、大学病院に勤務している医師を例に挙げると、医師は論文や学会発表の資料を読み書きし、また日々進歩する医療・治療法を研究する研究者のネットワークの一員でもあります。そこにはひとつの共通目的をもった集団(ディスコース・コミュニティ)で使われる特定の英語が存在します。この「特定の英語」がESPです。

 

また、ひとつのESPの中にも、コミュニケーションの目的・用途によって様々なGenre(例えば、学術論文、取扱マニュアルなど)が存在し、そのGenre毎に繰り返し現れる言葉や表現、特定のパターンやルールがあります。

 

野口先生のESPとの出会いは、翻訳者として企業のアニュアルレポートの翻訳に携わった際、過去の文書の参考例や、国内・海外での他社事例を参考に「その業界でどういった言い回しをしているか」をリサーチし、社内で使えるフレーズブックや外部の翻訳者も使える専門用語集の作成に立会ったところからだそうです。
ESPはディスコース・コミュニティの環境の中で活動するために必要な言語で、翻訳はもちろん通訳を学ぶ人、ビジネスの分野で活躍する人にも重要であり、「学術的・理論的なだけでなく、実用的なアプローチ」だとおっしゃっています。

 

Genreの分析
効果的にコミュニケーションを取るためには、ディスコース・コミュニティの中にどのようなGenreがあり、それぞれにどのような特徴があるかを理解することが重要です。

 

セミナーでは、Genreの特徴を理解することが重要ということで、ひとつの例をあげて説明をしていただきました。
今回は「取引会社への販売価格改定」のビジネスレターを例に、日本語版と英語版の2種類を横に並べ、時候の挨拶、価格改定の本題、その理由にあたる部分を色分けし、順序や分量を比較しました。

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 日本語版には時候の挨拶などの“Politeness expressions”が多く、英語版は“What?” “When?”が最初に来るなど、情報の順序や情報量の点で文書の作りに大きな違いがありました。つまり、Genreの特徴を反映せず、単に機械的に翻訳するだけでは、本来の目的(この文書の場合は価格改定の了承、および取引の継続)が達成できない可能性があると考えられます。

 

Corpusの薦め
翻訳者としてGenreの特徴を理解することは重要で、その為には自分でCorpusを構築することが大切だと野口先生はアドバイスされています。Corpusとはテキストのデータベースのことです。セミナーの中で先生はAntConcというソフトを使用し、データベースの中から様々な用語の使い方を探すデモンストレーションをしてくださいました。

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皆さんも使い方に迷う“such as”と“like”の良く似た表現や、“however”のセンテンス内での位置などをCorpusで検索した結果も発表され、使用される分野によって使い方が異なることを実際の画面で見せていただきました。また、コロケーション(“heavy rain”などの正しい単語の結びつき)を勉強するという意味では、Corpusは翻訳者だけでなく通訳者をめざす方にもぜひ使ってもらいたいツールだとおっしゃっていました。

 

良い翻訳をするための“OCHA”
野口先生は、普段クラスで“Observe/Classify/Hypothesize/Apply”が大切だと生徒さんに言っておられるそうです。その文章が「何の目的で、誰のために書かれているのか、どういった情報がどのような順序で出てきているのか」をよく観察して翻訳し、翻訳をしたら声に出して読んでみて表現を確認することも大切だとおっしゃっていました。


日本人にとって日英翻訳はハードルが高いと思われがちですが、野口先生のお話にあったESPアプローチで、使えるものをフル活用することによりハードルが下がるのではと感じました。また英文ライティングにも活かせるESPアプローチをもっと多くの人に知ってもらえればなとも思いました。

 

えんぴつ サイマル・アカデミー大阪校 翻訳者養成コースについて

旗 これまでの「通訳者への道・翻訳者への道」セミナーはこちら

 

2016年8月27日開催 『通訳者・翻訳者への道』 アフターレポート

  • 2016.10.31 Monday
  • 14:42

サイマル・アカデミーでは、定期的にセミナー「通訳者への道」「翻訳者への道」を開催しています。こちらでは2016年8月27日(土)に開催された『翻訳者への道』についてレポートします!今回の講師はサイマル・インターナショナル登録翻訳者の桧垣さゆりさんで『17年間のブランクを経て、プロの翻訳者として社会に出るために、身に付けたこと』というテーマでお話しいただきました。

 

桧垣さん写真_web.jpg講師:桧垣さゆり(サイマル・インターナショナル翻訳者)
専業主婦として家事と育児に専念した後、2003年10月よりサイマル・アカデミー実践英語コース(現・総合英語)を受講。その後、翻訳者養成コース(産業翻訳英日基礎科・本科)を経て、2005年10月にサイマル・インターナショナルに登録。経済、経営などビジネス全般を中心に、英日翻訳と校閲を担当。

 

 

桧垣さんは「産業翻訳者」ということで、「産業=ビジネスや企業活動の流れ」になぞらえて、ご自身が翻訳者になった道筋や翻訳に必要な勉強についてお話しくださいました。

 

「フリーランスで仕事をするということは『企業を経営することのミニチュア版』のような側面がある。」というお話から、始まった今回のセミナー。企業経営において「マネジメント力=今あるリソースを使って最大限の成果を上げること」と定義したうえで、「会社勤めをしていれば、日々の仕事で身につく知識なのかもしれないが、主婦だった自分は翻訳者養成コースに入ってビジネス知識を身につけた。企業活動の考え方を知ることは翻訳のための知識ばかりでなく、自分自身が仕事をする上でも大きなヒントを得たし、ずいぶん助けられた」とおっしゃっています。

 

プロになるにはマネジメント力が必要 ―基礎研究から商品開発へ―
桧垣さんは長い主婦生活の後、翻訳者になりたいという思いからサイマル・アカデミーに入学。まず最初は英語力強化のため実践英語コース(現・総合英語)から受講を開始し、レベルの高いクラスメイトから刺激を受ける日々を送っていました。ですが、『いつまでも(実践英語コース受講を)続けていても具体的に仕事に結びつかない』と気づき、翻訳者養成コースへ移る事を決めました。

桧垣さん自身の中で「自分のマネジメント力の第1歩」と感じたのが、この翻訳者養成コースへの入学でした。
この「翻訳者養成コースへ移ろう」という決断を企業活動で例えると「基礎研究段階から商品開発の段階に移った」と桧垣さんは言います。

モノを売る以上、商品開発をしない会社はない。つまり、「翻訳者としてやっていきたいなら、翻訳の勉強(=商品開発)をしなければ、翻訳者にはなれない」ということに気づいたそうです。実践英語コース時代のクラスメイトは高い英語力を既に持っているにも関わらず、「まだまだ英語が足りない」と尻込みする方が多数だったそう。英語力が足りないから、翻訳者になれないかもしれないと、ずっと基礎研究(=英語の勉強)を続けてしまい、夢見ていたはずの翻訳に必要な商品開発(=翻訳の勉強)にいつまでたっても移らないクラスメイトがいた、というエピソードに続けて「怖がっていつまでも先に進まないのはもったいない。たとえ翻訳者になれなくても失うものは少ないのだから、リスクを取ってでも自分で決断が必要」と力強いメッセージをいただきました。

 

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産業翻訳の魅力 ―商店街から地球の裏側へ―
産業翻訳の勉強を通じて桧垣さんが感じたこと、それは「自分の身近な出来事とグローバルな世の中の動きが、実は地続きだった!」ということだったそうです。

主婦だったとき、桧垣さんにとっての世界は「家や子供の学校、商店街」など限られていました。それが、1歩外に出てみると、意識は地球の裏側まで一気に広がったと言います。「個人レベルから、会社レベル、国家レベル、世界全体と見渡すことができるようになり、仕事を通して間接的、時には直接的に関われること、そして居ながらにして広い世界や時代の最先端につながれるのが産業翻訳の魅力です。」


今回のセミナーでは、翻訳の勉強をする中で身につけた「企業活動での様々な考え方」が、産業翻訳に必要な知識としてだけでなく自分の決断やモノの考え方にとても役に立った、というお話で非常に印象的でもあり、また心にも強く響きました。翻訳者養成コースに進んだ後も、17年間主婦業に専念されてきた桧垣さんと現役ビジネスパーソンとでは、課題1つをこなすにも翻訳作業に取り掛かる前段階の内容理解から苦戦されたと言いますが、全く知らなかったビジネスの知識を時間をかけてひとつずつ調べ、身につけながら取り組むことで、入学から1年半で翻訳者登録につなげた桧垣さんの努力に、きっとセミナーに参加された多くの方は背中を押されたことと思います。
 

旗 サイマル・アカデミーの翻訳者養成コースについて

四葉のクローバー これまでの『通訳者・翻訳者への道』セミナー

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