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2014年9月7日開催 『通訳者への道』 アフターレポート
サイマル・アカデミーでは、定期的にセミナー「通訳者への道」「翻訳者への道」を開催しています。現役通訳者・翻訳者が、プロになるための学習方法や仕事の体験談などをお話しする貴重な機会です。
今回は、9月7日に実施した「通訳者への道」のレポートをお届けします
四葉のクローバー
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【実施日】2014年9月7日(日)
【講師】井戸 惠美子


【プロフィール】
青山学院大学国際政治経済学部在学中に、本校通訳者養成コースに入学し、卒業。
財団法人勤務を経て、IT企業の社内通訳者となる。
その後、フリーの会議通訳者として活躍中。本校通訳者養成コースでは、
入門科レベルコーディネーターとして中心的な役割を担いつつ、後進の指導にあたっている。
ダイナミックでエネルギッシュな教え方にファンは多い。プライベートでは二児の母親。
井戸先生が講師を務めるインターネット講座も好評配信中!
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ビデオセミナーQ&Aの様子を動画でご覧いただけます。当日の様子はこちら!ビデオ

▼レポートはこちら▼

今回は「通訳業務までに必要な準備の仕方」の事例紹介、
ということで井戸先生が実際に担当された案件で、
どのような準備が必要なのかをお話しくださいました。


ido_1.jpg 

まずはセミナー冒頭、井戸先生のこの1週間のお仕事を簡単にご紹介。

月曜  終日:官公庁案件
火曜  AM:IR 2件 / PM:官公庁案件
水曜  終日:エネルギー関連アナリストミーティング
木曜  〜昼過ぎ:エネルギー関連アナリストミーティング / 夕方:IR 1件
金曜  AM: IR 2件 / PM:官公庁案件

これを見ただけで目が回りそうなスケジュールですが、
このほかにサイマル・アカデミーで授業やミーティングが週のうち4日もあり、
先生としてもタイトな1週間だったそうです。
日々違う内容の案件で、次々来る案件の勉強時間も考えて
自分でコントロールしなくてはいけないのが通訳者の仕事。
通訳業務のほかに、
1日平均5時間程度の勉強時間も確保しているというのだから驚きです。

セミナーでは、これらの案件の中から、
[1] IR通訳での資料の集め方
[2] 具体的な資料の提供が事前にない案件の準備方法
         A. エージェント経由で何を先方に確認し、その上でいかに備えるか 
         B. 不幸にも事前情報と異なっている案件と気付いた時にどう対処するか
[3] 事前に原稿が提供あった場合のサイト・トランスレーション準備方法

についてお話しくださいました。

先生ご自身、ニュースや新聞でその分野の単語や表現を
「単語帳」にして日々積み重ねて、急遽案件が入っても対応できるように準備をされています。
それでも会議の目的や参加者が当日まで分からない中身のつかめない案件が来たときは、
「何のために」「誰がリクエストしたミーティングなのか?」を可能な限り確認し、
会議のイニシアチブを取っている側の立場から考えられる内容を予測して、
主催元で最近何か変わったことはなかったか、ウェブサイトを調べたりニュースを検索したりしながら通訳業務に臨まれます。

ido_2.jpg

今回は先生が実際に案件ごとに作成された単語帳以外に、
これまでに担当された同業界の表現を集めた単語帳もご披露くださいました。
どんな案件でも、どんなクライアントでも、何の会議か分からなくても、
出てきた情報から可能な限り内容を予測して通訳するしかないわけです。
通訳者って大変です。

このほかに、通訳メモ取りを実際にライブ映像で見せながらの
「逐次通訳のデモンストレーション」と、「サイト・トランスレーション」を披露!

逐次通訳のデモンストレーションでは、
流れてくる日本語を通訳者独特のメモにして、その後メモをもとに日→英へと通訳していきます。記号や矢印、簡単なイラストを駆使して、話者の話すスピードとほぼ同じスピードでメモができ上がっていきます。
一旦ペンを置くと、今度はそのメモをもとに逐次通訳。一見暗号のようなメモも、
どんどん分かりやすい言葉に置き換えられていきます。

また、サイト・トランスレーション実演では、
実際にその場で原稿にスラッシュを入れながら、
そのスラッシュの入れ方だとどんな逐次通訳になるかの説明もありました。
「サイト・トランスレーションって実際の通訳現場でどの程度発生するのですか?」
という質問をよく受けるそうですが、スピーチ原稿が事前にもらえる場合は、
それを見ながら同時/逐次通訳をしていきます。

ido_3.jpg

これからも今までやったことのない、新しい、面白い案件をたくさんやっていきたいという意欲的な井戸先生。また今後は、先生がこれまで送り出してこられた教え子の方と通訳現場でぜひ一緒に組んで仕事がしたい、とおっしゃっていました。

先生自身、これまで先輩通訳者からたくさん教わってきた「現場でしか教えられない、お客様との対応の仕方やブースでの構え方、サポートメモの取り方など、たくさんのこと」をぜひ自分の生徒さんへ伝えたいというメッセージがとても印象的なセミナーでした。
 
ビデオセミナーQ&Aの様子を動画でご覧いただけます。当日の様子はこちら!ビデオ
posted by: サイマル・アカデミー | 「通訳者/翻訳者への道」アフターレポート | 15:58 | - | - |-